強さと優しさと

優しさだけでは仕事はできない。

時に厳しく、時に優しく。

しっかりと伝えるべきことを伝える。

それは、難しいことかもしれない。

仲の良い友人とは違う。

同じ大きな目標に向かうメンバー同士、意見や考えが異なっても構わない。

全国優勝を目指すのであれば、高校球児達は、お互いに指摘し合い、高みを目指すべきだろう。

そんなイメージ。

目指すべきゴールを共通認識として持つ。

そこに向かう途中で、当然課題が出てくる。

その課題に正面から向き合い、ぶつかっていく力が必要だと思う。

相手を思えばこそ、この力は必要だ。

ただし、しっかり相手を主語にして伝えないと、相手には伝わらず、うるさい話として流され、せっかく伝えたのにも関わらず、逆効果になる可能性もある。

だからこそ、大切なのは真意をしっかりと相手に伝えること。

伝わってないようであれば、伝わるまで話す。

そこから逃げないこと。

そのために、様々なタイプの人間を知ることが大切であり、物事を様々な角度から眺めることが大切。

画一的なモノの見方しかできないと、自分の幅が広がらない。

ある意味、自分自身の感覚を疑うことも大切。

本当にこの感覚は正しいのか。

常に少なくとも表と裏の考えを持つ。

これは意識していきたい。

そして、日々色々な感性を磨く必要がある。

久々の小説、コンビニ人間。文庫になったので読んでみた。

物語は中盤から盛り上がり、止まらなくなる。

システムに組み込まれ、そこに適合していくことの快感。たしかに共感できるものがあり、自分を見つめなおすことができた。ラストの描写が素敵だった。

自分は何のために、生きるのか。

その基準はどこなのか。哲学だと思うが、考えを馳せるきっかけになる。