定期購読している雑誌がある。日経ビジネスと、文藝春秋だ。
両方とも、自分にたりない知識や、世界の動きを教えてくれる、とても大切な雑誌。
ただ日々の仕事や雑事に追われて、どうしても積ん読になってしまうことがある。この夏季休暇を通じて、その借金の返済をしている中で、感じたことがある。
それは、時間はいくらあっても足りない、ということだ。
自明の理だが、改めて感じる。
常に、やりたいことは出てくるし、そこでいかに優先順位をつけて、やるべきことを決めて行っていくのか、ビジネスの日常と何も変わらないのだが、その優先順付けの大切さを、この借金返済読書中に、痛烈に感じた。
つまり、雑誌にしろ、何にしろパレートの法則である。
書いてあることの2割が、全体に及ぼす影響の8割を占めると感じながら読み進めるのである。今までの自分は、日経新聞であれ、文藝春秋であれ、隅から隅まで読むことで、何か得るものがあるのではないか、と読んでいた。
これも、趣味と言えばそれまでだし、時間がいくらでもある中で、これを優先順位のトップに置くことができる人はそうすれば良い。
ただ、今の自分にはそれはできない。
となると、この本から何を学べるのか、また、この本で言いたいことは何か、それを感じ取りながら、全体をざっと眺めて、必要そうな箇所を決めて、集中的に読み込む。当たり前のことなのだが、どうしても貧乏症かつ、完璧主義者になってしまう自分がいるため、ついつい全てに目を通したくなってしまう。
上手く、必要な箇所を抜き出し、上手く要所をつかむ。
これは、とっても必要な力。
常日頃、意識していないと忘れそうになってしまうと感じて、思ったこの瞬間にこの文章を書いている。
こういった、日々の自己の振り返りをしながら、少しずつ上手く生きていけるように。