Monthly Archives: June 2018

船徳

船徳。古今亭志ん朝。 船の上での動きはぜひとも生で見てみたい。 途中からどんどん惹き込まれていきます。こんなにも動きがある落語は初めて。 煙草のくだりも良いし、船を漕ぐ動きはとっても臨場感があります。 思わず笑みがこぼれてしまうこと、間違いなし。…

女の機嫌の直し方

黒川伊保子さんの本。 すぐに日常生活にも活かしていけそうな内容が散りばめられています。 女性マネジメントに悩みがある男性は一読の価値ありです。 カーネギーの人を動かす、という名著があります。 また違った切り口ではありますが、女性の思考回路を紐解いてくれた、とても勉強になった本です。 「まとめると、女性脳は、ことの発端から、時系列に経緯を語りながら、そこに潜む真実や真理を探り出している。共感によって上手に話を聞いてもらうと、この作業の質が上がる。そうして、話終えるころにには、きっぱりと結論が出ているのである」 「このため、経緯を語り出したときには、気持ちよく着地までもっていくしかない。」 「そのようなわけで、対話には、女性が好むプロセス志向共感型と、男性が好むゴール指向問題解決型の二種類がある」 こういった内容は、普段、何気ない女性との会話で感じてはいたものの、人工知能研究者の著者が語るからこそ、納得感を持って実感できる。 「男は、気持ちを語れない」という小見出しの内容はとても共感ができる。 気持ちを語る女性と、気持ちを語れず、物事の良し悪しを客観的に語る男性の違い、その通り。まさに自分にも思い当たる節がある、と男性は思うに違いない。 「過去時間を労うこと。彼女が心を尽くしていることに気づき、ことばにしてあげよう」「女性にダメ出しをするなら、その場で率直に」 なんて、本当に日々の女性マネジメントにも活かせそうな言葉もちらほら。 早速、実践してみています。世の女性がこの本を読み、自分の上司の行動の変化に気づき、さらに先回りして世の中が上手く回れば良いな。  …

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

三戸政和さんの本。 率直に言うと、新しい世界が広がったと思います。 ただ、まだ自分には遠いかな、という感じ。 この本を読んでいる間に、たまたまつけていたNHKの番組で、会社を買って社長になる人が増えているというテーマをやっていたりと、社会的にも個人で会社を買うことが認知されているのだな、と感じた。 「成功するためには、リスクを取ることが当たり前だ」 「つまり、リスクを取れるかどうか。実際に行動を起こせるか否かです」 「東証一部上場企業は2000社。株式上場をしている会社は、3600社。上場企業は、全体の0.1パーセント以下。日本には、企業が410万社、中小企業が380万社。同じ数だけ社長がいる。日本の労働人口は、6500万人、働いている人の16人に一人が社長。」 こういった、具体的な数値に基づいた話は、日々の生活においてもイメージを沸かせるために、とても貴重な話でした。 本書には、企業経営や、企業を実際に購入しようとしたときに直面する細かい事情など、箇条書きにされながら、記載があります。 今すぐ、会社を購入できるわけではないため、多少の何回に思える慣れ親しんだことのない用語の話はななめ読みしてしまっていますが、参考書のような形で、手元に置いておきたいと思える本です。 各論は、まだ理解が浅いですが、概念や総論は理解ができたと思います。 箱もののオーナーになるということで、税金対策含めて数多くのメリットがあるということは、本書以外の同ジャンルの本から学びを得られています。 いつか、自分もリスクをとることができるのかな。…

居残り佐平次

落語。居残り佐平次。 ふうむ。ここまで肝が座った男がいたら、さぞ気持ち良いだろうな、と思う。 今の世の中では、こういった男は出てこないだろう。と思ってしまう。 出てくるとしたら、ネットニュースやツイッターの炎上か。 江戸時代には、こういった話も笑い話になるくらいの包容力があったのだろうか。単純な時代の差もあるとはいえ、現代は、悪を、みんなで悪だと叩く世の中であるのは事実。…

プロとしての提案力

相手が求めていることはなにか。 それを察し、相手に対して提案していく力は、日々の生活においても重要だ。 毎日の仕事で実感し、かつ後輩指導の際にも意識していることだが、ふとした瞬間に再認識する。 今日、歯医者に行った。ここ何週間か、顎が痛むのだ。美味しいものを美味しくいただけない。つらい日々が続いていた。 調べると、顎関節症というものらしい。 治療法としては、大掛かりになると矯正しかなく、あとは日々の習慣から治していくしかないらしい。 自分としても過去にも顎が痛くなったこともあり、放っておくしかないのかと思っていた。ただ、とりあえず診てもらい、話を聞こうと思い、歯医者に行ったのだ。 先生は若い女性だった。 症状についての私の話を、メモを取りながら聞いてくれ、口の写真やレントゲン写真をとりながら、やはり顎関節症だとの結論に至った。 さて、問題はそこからだ。では、私はどうすれば良いのか。 ある程度の情報は、私もネットで調べているため、抜本的な解決方法がないのは分かっている。とはいえ、何か日々の生活の習慣を変えることで、改善を計れないのか。何か、先生の口からアドバイスがほしいというのが、私の本音だ。 ただ、先生も何も言ってはくれない。謎の沈黙があった。 おそらく、先生としても、私が何を望んでいるのかを慮っていたのだろうことは想像できる。そして、これが男女の脳の違いなのかとも想像できる。 (つまり、男性脳は課題の解決方法を早急に導き出したがる傾向にあるということだ。) 私としては、解決方法が何か、知りたかったのだ。 もし矯正するとして、費用、期間はどれくらいかかるのか。…